ドウダンツツジを種で増やすことに取り組んでいる人が少ないという理由からスタートしている企画です。
今回が4回目の記事になります。
初めての方は是非第1話から読んでみてください。
ここまでの栽培の経過
3月に種まきをしてから概ね1か月後の4月下旬に発芽を確認し、その後は順調に成長を続けていて前回の第3話の記事の時点では、鉢上げができる手前の段階まで成長している状況でした。
ここまでの経過でわかったこと
ここまでの経過でわかったことや感じたこと、挿し木で増やす場合との違いとしては、
・種からの栽培も比較的取り組み易いという印象
・発芽率が悪い。
・種の収穫、保存方法の検証が必要
・発芽した苗木の成長の個体差が大きい
こんな感じでしょうか。
栽培方法次第では、改善できそうな部分もあったりして、もう一回種まきから実験してもいいかなと思っています。
現在の状況
現在の状況ですが、発芽後3カ月ほどでこんなに大きくなりました。
挿し木と同じ大きさで比較した場合だと葉ぶりが良い印象です。
高さは小さいもので10cmくらいですが、大きいものになると30cm近くまで成長しています。
パイプハウス用の22ミリのパッカーと5寸のプラ鉢と比較して頂くと大きさがイメージしやすいかと思います。
夏場の猛暑で起こったトラブル
上の写真を見て気が付く方もいると思いますが、実は少し水やりを失敗し枯らしてしまいました。
顛末としては、この夏場の前半は梅雨明けが遅く涼しいい日が続き日照不足気味でした。
そこで、鉢上げしたこの紅ドウダンツツジを路地に出しておいたところ、梅雨明け後の急な猛暑によって水やりのタイミングをちょっとした油断から逃してしまい一部枯らしてしまうという失態を起こしてしまいました。
その時の写真がこちらです。
左側の大きな苗木はなんとか持ちこたえましたが、右側にある8鉢分の苗木が枯れてダメになってしまいました。
これには、ちょっとショックだったのですが、(23株ほどあったのですが、)最終的には15鉢残っているのでなんとか路地に定植するところまではしっかり育てていき実験を終了させたいと思います。
まとめ
ということで、なんとか種の採取からここまで実験を継続できている状況です。
今後は、個体差のある苗木を路地に定植するタイミングを計りながらの作業になると思いますが、もう一度鉢上げをして安定成長させておく必要がありそうです。
ということで、「紅ドウダンツツジを種から育てる実験はじめます。 その4 ~ 成長経過・トラブル ~」でした。
最後までお読み頂きありがとうございます。
続きはこちらからどうぞ。
その他の過去記事はこちらからどうぞ。
→ 紅ドウダンツツジを種から育てる実験はじめます。 その2 ~ 種まき ~
→ 紅ドウダンツツジを種から育てる実験はじめます。 その3 ~ 発芽状況・経過 ~