ドウダンツツジを種から育てる実験に取り組んでいます。
今回が5回目の記事になりますが、初めての方は是非第1話から読んでみてください。
ここ(その5)までの栽培の経過
3月に撒いた種が発芽し、順調に成長しました。
一番成長の度合いの良いものを参考にすると9月時点の状況ではこんな感じで成長していました。
途中、水のやり忘れで苗木数本を枯らしてしまうトラブルもありましたが、なんとかサンプルとなるものとして10数本をしっかりと肥培管理しています。
トラブルの詳細については前回の記事をどうぞ。
10月に入ってからは、気温も低くなり成長がほとんど止まった状態になっていました。
また、11月になって朝晩の冷え込みが強くなったことによりキレイな紅色に紅葉しました。
冬越しの準備
紅葉した時点で成長が止まると想定されましたので、厳しい冬に備えて越冬の準備をするわけですが、あくまで自然な環境で越冬させるためにビニルハウスなどには入れないで越冬を試みます。
そこで屋外で冬越しさせるためにポット(鉢)に植わったままの状態で土に仮植えしました。
仮植えの条件
・土は通常の手を加えていない土壌
・風よけは行わない。
・土の深さはポットが埋まる程度
・冬の除雪は行わない。
・肥料や水やりは行わない。
こんな条件で越冬をさせてみようかと思っています。
目安としては、3月中旬から下旬頃の苗木が水を吸い始めるタイミングまでと考えています。
11月下旬にして突然の積雪
仮植えしたあとに「画像はこちら」と言う感じに取り忘れていた写真を撮ろうと思っていた矢先に予想外の降雪がありました。(2019.11.29)
しかもうっすらと降り積もってしまうほどの量でした。
まだ落葉もしていないうちに積雪があったのでちょっと不安でした。
落葉樹は落葉樹なりに葉を落とせば積雪もそれほど怖くありませんが、葉が落ちないうちに葉に雪が付くと重さで木の幹や枝が折れてしまう可能性もあるからです。
しかしながら、それほど大した積雪ではなかったですが、やはり雪の下にグッタリとしている木もありましたのでキリギリセーフといった感じでしょうか。
紅ドウダンツツジの様子(発芽後約半年)
何が種なのかもわからない状態から発芽して成長を続けて半年たった様子がこちら。
ほとんど9月の時点と大きさは変わっていません。
紅葉しただけのような気もしますが、実際には樹高が伸びています。
ちなみにですが、茎の部分も紅葉しているのが確認できます。
紅ドウダンツツジの種を採取
鑑賞用に露地植えにしている紅ドウダンツツジに種が出来ているのを確認しました。
樹の状態はこんな感じで葉が落ち完全に休眠状態に入っています。
種の部分の画像です。
この花柄の部分が種になりますので、これを採取して冷暗所に保管しておきました。
来年また実験をするかどうかはわかりません。
ただ、発芽率を高めたいとは思っていますので、もしかしたら別の形で実験をしてみようかとも考えています。
まとめ
こんな感じで冬越しの準備と種の採取をしたのですが、1から振り返ってみると見えないものが見えてきた感じがします。
しかしながら、まだ実験途中なので評価はできませんし、なにより冬が越せるかどうかの不安もあります。
そういった意味でも楽しみながら実験を継続していく予定ですがので、次回も引き続きの経過を記録していきたいと思っています。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ということで、「紅ドウダンツツジを種から育てる実験はじめます。 その5 ~ 冬越しの準備・種の採取 ~」の話でした。
→ 紅ドウダンツツジを種から育てる実験はじめます。 その2 ~ 種まき ~
→ 紅ドウダンツツジを種から育てる実験はじめます。 その3 ~ 発芽状況・経過 ~
→ 紅ドウダンツツジを種から育てる実験はじめます。 その4 ~ 成長経過・トラブル ~