【農業】シクラメンの植え替え(鉢上げ)の手順と作業記録

【農業】シクラメンの植え替え(鉢上げ)の手順と作業記録

シクラメンの栽培記録として植え替え(鉢上げ)作業の手順を書いていきたいと思います。

シクラメンの植え替え(鉢上げ)とは

シクラメンの花に限らず、種撒きした苗が発芽したり成長する過程でそこに使われているプラグトレーやポットあるいは鉢などをサイズアップしたりする作業を総称しています。

もしかしたら正式な表現ではないかもしれませんが、このブログにおいてはそのニュアンスでとらえてください。

もともてゃ、ゴマの粒ほどの小さなシクラメンの種ですが、鉢上げ作業を繰り返すことにより数十センチの大きさにまで成長することができます。

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その成長過程で行う鉢上げの際に鉢の大きさを5寸(15cm)サイズや6寸(18cm)サイズといった感じに植え替えサイズをコントロールすることで製花となった時点の大きさの違う製品として出来上がります。

もちろん種の段階でガーデンシクラメンなど用途や特性別のものもあります。

シクラメンの鉢上げの回数について

シクラメンの鉢上げ回数については、最終的にどの大きさで製花とするのかによって異なります。

今回ブログで使った写真については、6寸(18cm)サイズですがこの場合には、

・プラグトレー(種まき時)

・1.5寸ポット(4.5cm)

・3.5寸ポット(10.5cm)

・6寸プラ鉢(18cm)

といった感じに4段階のステップを踏んでいます。

これも4寸(12cm)や5寸(15cm)とする場合や生産者の考えによってその回数が異なることがあります。

植え替え(鉢上げ)作業手順

手順については、基本的に手作業で1鉢ごとに植え替えを行います。

用意するものは写真のものが全てです。

左にある取っ手の付いた型ですが、これを使うと作業性が劇的に良くなります。

単純にポットなどにコンクリートを流し込み取っ手を付けるだけのものになりますが、これも各段階で使うサイズを全て用意してあります。

手順としては、プラ鉢の底に適量の用土を入れたら型を置きます。

その型の周りに土を入れ、プラ鉢の周囲を軽く叩くようにして用土を締め固めます。

型を外したら、そこにポットから外したシクラメンを軽く押し込むように座りよく植えるだけです。

これが完成品です。

このまま肥培管理を続けて製花として売り出されるようになります。

以上が手順となりますが、鉢数が多いときは相当数の人工(にんく)が必要になります。

また、用土の準備やプラ鉢の準備、また植え替えたあとのシクラメンへの水やりなども計画的に行う必要があると思います。

動画で見る

植え替え手順を動画にしてみましたのでよろしければ覗いてみてください。

シクラメンの植え替え(鉢上げ)まとめ

以上がシクラメンの植え替え(鉢上げ)作業になります。

シクラメン栽培において水やりの次くらいに労力を要する作業になりますので、これらの作業性の工夫と改善が生産性の向上と品質にあたえる影響が大きい部分になります。

とはいいつつもなかなか良い方法が無いかあってもそこにはコストを掛けなければならないという難しいい部分となりますが、趣味などで楽しむ場合には、この作業によって用土のことや鉢など様々な商品や製品知識が得られる作業工程でもありますので、仕事でなければ興味のある方にはおすすめできる作業だとおもいます。

 

ということで、「【農業】シクラメンの植え替え(鉢上げ)の手順と作業記録.」でした。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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