この度、知人から勧誘され任意の団体を組織して週末林業への第1歩を踏み出すことになりました。
私の担当は主に経理などの事務処理とHP作成やブログなどを通じた広報になりますが、色々と発信することができそうなのでこのブログでも紹介していきたいと思います。
静かな盛り上がりを見せる新しいスタイルの林業
私の周辺では、サラリーマンなどが週末に副業として取り組むことのできる林業が動き出しています。
最近は、山々に手が入らなくなって荒れていたり、薪ストーブなどの静かなブームも続いていて徐々にではありますが、自ら山に入って週末林業を行う方や任意のグループを編成して取り組む人たちが増えているのです。
国や自治体、CSRに取り組む企業などによる助成(補助)制度などをはじめとした取り組みを後押しする動きが加速していることも追い風です。
また、自伐型林業といって全伐とは違い、自然のサイクルを上手に活かして個人から数人の規模で作業道をつくったり、木を切り出したりといった循環型と持続型の林業手法が新たに脚光を浴びつつあり、そんなことからも私の周辺でも取り組みたいという方が増え注目を集めています。
森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業
前述したように国や自治体などが助成(補助)制度などを設けて取り組みの後押しをしています。
国だけでなく、民間企業もCSRの観点から独自の制度を設けて自然の保護活動などに取り組んでおり、その数は全てをリサーチするのが難しいくらいの数になっています。
この林野庁が設けている森林・山村多面的機能発揮対策交付金とは、里山の保全などを地域住民などによって行ったりする活動への支援を行うことを目的に創設されていて林業参入の第1歩を歩みだす方でも利用できる制度になっています。
助成制度の利用ポイント
この助成(補助)制度ですが、申請にあたっては書類作成や計画の策定がややこしいことにあります。
今回知人の勧誘もあって自身でも林業の取り組みを本格化させるためにこの助成(補助)制度を利用するに至ったわけですが、昨年度より制度の利用者から話を聞いたりアドバイスをもらいながら準備を進めてきました。
そしてこの補助制度を利用するためのポイントは主に3つあると思っています。
1つ目は、作業予定の山林の位置や作業を行う内容などを特定させておくこと。
2つ目は、その取り組みに対する数値目標を定めていくこと。
3つ目は、3人以上の(任意)団体で行うこと。
以上の点にあると思っています。
山林の位置や作業を行う内容などを特定するとは・・
自己所有の山林などのほか他人の所有する山林での活動も助成の対象となります。
ただしそれには、所有者と協定を結ぶ必要もありますし、地番や地積などの情報を得ておく必要もあります。
また、それに基づいて計画書を策定する必要もあるため、この作業に時間と労力を要します。
数値目標を定めていくとは・・
作業によって、山林をどのような状態にしていくかなどの数値目標を定めます。
とちらかというと行き当たりばったりの作業をイメージしがちですが、この数値目標は自身で好きな目標も設定できることから、客観的な目安となる目標を数値化して定めてそれを事前と事後で評価する仕組みとなっています。
必要なこととは思いますが、なかなか普段やらないことなので、これにも時間と労力を要しますので、事前の準備が必要になってくるとおもいます。
3人以上の(任意)団体で行うとは・・
あくまで、任意の団体でOKなのですが、規約を作成して代表などを定めますが、登記などの手続きは不要です。
ですので、有志による任意の集まりからスタートすることになります。
現在の自身の取り組みの状況
実のところ、まだこれから申請するという状況で準備をすすめているところです。
そんなことからその進捗や自身でおこなった手続きなどのポイントを記録方々ブログにしていくことで、他に興味のある方の参考になればと思っています。
そんなことから取り組みの状況としての実態は、申請準備中となります。
申請にあたってのアドバイス
申請にあたっては、まず初めに何をやればいいかわからないとおもいますが、今回率直に必要になったこととして以下の3つを準備しておくことをお勧めします。
1つ目は、活動ステージとなる山林(他人の所有でもOK)
2つ目は、団体となるメンバー
3つ目は、団体の印鑑と銀行口座
これがあれば、あとは事務的な話で対応できますので、まずはこのステップに至るまでが重要と考えています。
あくまで「申請にあたって」の話です。
まとめ
ということで引き続き進捗があり次第、ブログに書いていきたいと思っています。
思いのほかこのブログのテーマである「田舎」や「農業」といったものとは切り離せない密接な関係にあるのが里山、山林といった林業につながるものであると思っています。
なので、このあたりも繋がりなど仕組みの部分も考えながら取り組んでいきたいと思っています。
以上「【林業】週末林業始める準備をしています!森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業のポイントと解説」でした。
最後までお読み頂きありがとうございます。