おすすめのチッパーシュレッダー 共立 KC80C 購入したので解説(レビュー)します。

おすすめのチッパーシュレッダー 共立 KC80C  購入したので解説(レビュー)します。

チッパーシュレッダー 共立 KC80C 購入レビュー

共立のKC80Cは木でも竹でも刈草でも何でもオールラウンドに破砕できるマルチチッパーです。

タイトルにある「チッパーシュレッダー」とは木や竹などを細かく砕く「破砕機」の意味で使われています。

「オールラウンドに」と言いましたが、KCのシリーズでは唯一のクローラ仕様なので通常の平地はもちろん、山中での作業は不陸地での作業にも柔軟に対応できます。

KC80Cを選んだ理由

このKC80Cを購入した主な使用目的は竹の破砕です。

共立のチッパーには、ほかにKCMというシリーズがあります。

もちろんこれをデフォルト(通常仕様で購入した)のまま使うこともできますが、メーカーの説明では竹を粉末状にするためには「丸曲げスクリーン」や「送り速度調整セット」といったオプションが必要とのことでした。

また、このオプションが付けられるのはKCMのシリーズの中でも

・KCM122S
・KCM1225DXA
・KCM115BLB
・KCM130BLA
・KCM150BL
・KCM181D

などの機種に限定されることやオプション料がかかるのでちょっと値段が上がってしまうというネックがありました。

KCMシリーズとの比較

また、このKC80CとKCMシリーズの同じ価格帯(カタログ価格)を比較したとき

KC72Bが710,640円、最大処理可能径が70mmでオプション取り付け不可

KCM93Aが927,720円、最大処理可能径が70mmで90mmでオプション取り付け不可

KCM122Sが1,231,200円の価格帯ではじめて「丸曲げスクリーン」や「送り速度調整セット」オプションの取り付け可能が可能な機種になってきます。

KC80CーKCM比較

それに対してKC80Cが777,600円で最大処理可能径が80mmなのでかなりコストパフォーマンスが良いという状況です。

主な目的を竹の破砕にしている(二次利用を想定しない)のであれば太い竹でも十分に破砕できるし、枝葉の破砕も歯の交換をしないでそのまま使えるといったメリットは大きいと思います。

KC80Cの主な特徴

KC80CはKCシリーズの中では唯一のクローラ仕様です。

KC80C 仕様表

出典:やまびこ公式サイト

なので通常の平地はもちろん、山中での作業は不陸地での作業にも柔軟に移動しながらの作業に対応できます。

また遠心クラッチを採用しているので径の大きいものを破砕した時でも安定して破砕をしてくれます。

KC80Cはほかにもシリーズ中唯一特徴をもっていて破砕する木竹を送り込む「送りローラ」がスパイクタイプなのでしっかりと材を掴んで送り込んでくれるので破砕を安定して行えます。

そのほかスパイラル刃を装着しているので様々な材に対してマルチに破砕が行なえます。

KC80Cを使用した感想

走行や破砕といった全ての操作が簡単で誰でも扱える点もおすすめの特徴です。

ホンダのエンジンや操作機構を採用しているので除雪機を扱う感覚で直観的に操作できました。

KC80C-操作部

KC80C-操作部

仕様上は処理能力が1.6m3/hとのことですが、体感ではそれ以上処理できる感じで使える気がしました。

KC80C-使用感 処理能力

共立KC80C購入レビューまとめ

いかがでしたでしょうか。

なかなか個人で入手するのは難しいい機種ではありますが、自治会や森林ボランティアの団体レベルで所有するのはおすすめです。

業者さんに作業を依頼したと思えばマルチに使えるだけに中長期的にはコストパフォーマンスも良い機種といえると思います。

 

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