シクラメンは種まきから始まる
最大で数十センチの大きさになるシクラメンですが、一番最初のスタートは種まきから始まります。
しかもその種は1~2ミリ程度のゴマのような大きさの種です。
しかもこの種まきの時期は、成長したシクラメンの販売は始まった頃になります。
また、その種まきから発芽の工程までに温度管理や病気などの感染に注意を払わなくてはならない繊細な管理が求められます。
種まきから発芽までの管理状況
【種まき】
種まきから発芽の工程までについてですが、種まきについては、さほど難しい話ではありませんが、数が多いので各々種まきに必要なツールを用いて行われます。
ポイントとしては、栽培予定鉢数よりも多く種をまいておくこと。
例えば1万鉢を販売するのであれば、ロスなどを見込み1.2~1.3倍くらいの数を種まきしておくことをおすすめします。
また、シクラメンの種類などによっても種まきする数やその管理を多少変化させておきます。
【発芽(育成)環境】
栽培用のベンチ(台)に断熱材と電熱線を敷き、その上に鉄板をしいた簡易の育苗スペースを設置しておこないます。
夜間はシートをかけて保温に努めますが、昼間は太陽光と水を通期を確保しておきます。
この作業があとあと重要なポイントになってきますので後段で書いていきたいともいます。
育苗室(設備)では行わない
写真のような育苗スペースで栽培することで温度や水の管理が簡単におこなう事が本来的には可能です。
しかしながら、前段で書いたように昼間は太陽光と水を通期を確保するためには、このスペースではちょっと難があり病気が入ってしまう恐れがあります。
なので、繊細な管理が求められるシクラメンの栽培においては、これらの設備は使わないことにしています。
もちろん、清掃など維持管理がしかりとできていれば問題ありませんので、これらを使ってはダメということではないので誤解の無いようにお願いします。
ということで、この管理を年明けまで繰り返していく気長な作業工程となるのがシクラメンの種まきから苗おこしの工程になります。
以上「【農業】シクラメンの種まき(苗おこし)」でした。