ハルシャギクの栽培・育て方について書いてみたいと思います。
ラベンダー以来の作業記録になります。
ハルシャギクはもともと雑草だった・・?
ハルシャギクの由来は、もともと雑草だったということを聞いたことがあります。
詳しくは承知していませんが、そんな感じがしないでもないような気がします。
(いつものことながらあまり品種の由来のことなどはよく知りません・・・)
しかしながら、今回記事にしている(扱っている)ハルシャギクは園芸品種として営利栽培しているものです。
が、栽培方法も雑草のような状態から鉢上げしますので、そういった意味ではよく園芸用になったなぁ(出世したなぁ)みたいに思ったりもしています。
冬場の実際の写真ですが、他の雑草と同化して区別がつきにくい状態です。
ハルシャギクの栽培概要
花から種が採取できますので種からも栽培できると思いますが、園芸用品種として営利栽培する場合には、路地植えして株を大きくして、根株が大きくなったところで掘り起こして株分け、鉢上げしますが、時期的には毎年1月下旬ころからの作業になります。
路地に植えてから掘り起こすまでの期間は丸3年を要します。
3カ所の圃場に分けて毎年ローテーションで植え付けと掘り起こしを繰り返して栽培しています。
鉢植えとして出荷する場合にはプラ鉢などに鉢上げしますが、ここでは、ポリポットに鉢上げして花壇苗として出荷しています。
最終的な製品とする過程(鉢上げ作業など)は、生産者によって違うと思います。
ハルシャギクの栽培方法
路地植えする場合には、鉢植えされているものを単純に植え付けますが、植えたあとは、約3年かけて自然に成長を待ちます。
下の画像は2年目の冬の状況ですが、(前述したとおり)ただの枯草に見えてしまうかもしれませんね・・。
株が大きくなったところで堀起こしますが、根を切らないように重機でゴッソリ掘り起こします。(多分このあたりの作業が一番の重労働)
掘り起こした株から土を落として根を分けてポリポットに植えますが、根が長いのでクルクル巻いて植えていきます。
用土は腐葉土ベースのものにピートモスや赤土などをミックスしたものになります。
イメージとしてはこんな感じです。(写真を撮り忘れました・・・。)
あとは、肥培管理を続けて春から夏にかけて発芽、開花を待って出荷できるようになります。
作業記録まとめ
ハルシャギクは、生産品目としてはあくまで脇役となりますが、野草系の栽培には一般的な鉢物とはちょっと違った面白さがあります。
また、野草系の苗物は意外と消費者ニーズも安定している印象です。
栽培のメリットとしては、比較的他の品種よりも営利栽培用として管理しやすいことですが、ネックとなるのは栽培までに(手間はそれほどかからないが)かなりの時間を要することだと思います。
成長を待ちつつブログを更新していきたいと思いますのでチェックしてみてください。
以上。「【農業】ハルシャギクの栽培・育て方 作業記録(路地植えから株分け)」でした。